第59回東日本ロードクラシックDay2
概要
◆開催日 2025年4月27日(日)
◆開催地 群馬県みなかみ町・群馬サイクルスポーツセンター
◆主催 JBCF(一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)
JPT(JAPAN PRO TOUR)
6km x 25周 150km
出走 132人
Bellmare Racing Team
米谷隆志
知名透真
小畑郁
高杉知彰
JPTレース結果・展開
【1位〜35位(Bellmare含む)】
1位 エリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)0秒
2位 ルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン)0秒
3位 山本 元喜(KINAN Racing Team)+3秒
4位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)+33秒
5位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+33秒
6位 谷 順成(宇都宮ブリッツェン)+37秒
35位 米谷 隆志(Bellmare Racing Team)+4分00秒
DNF 小畑 郁(Bellmare Racing Team)
DNF 知名 透真(Bellmare Racing Team)
DNF 高杉 知彰(Bellmare Racing Team)
150kmのレースがスタート
Jプロツアー(JPT)
前週の西日本ロードクラシックに続き、レースレイティング「ゴールド」に指定されるJプロツアー第4戦東日本ロードクラシック。レースは群馬サイクルスポーツセンター6kmサーキットを25周する150kmで行われた。
スタートを待つ選手
スタート直後から1周8分20秒前後のハイペースで周回が進む中、アタックと吸収が繰り返される。
レースの行方が定まらない一方、ハイペースを維持する集団からは遅れる選手が続出。出走132名中、およそ半数がレース後半を走ることなく終えた。
追走集団
13周目、阿部嵩之(Velolien松山)とレオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)の2名が先行するも、14周目に後続集団が吸収。
その直後、ルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン)、山本元喜(KINAN Racing Team)、キンテロの3名が新たに先行する。しかしこの先行も長続きせず、15周目に吸収される。
犬も応援
レースが終盤に差しかかった16周目、12名の集団が先行する。メンバーは以下の通り。
風間翔眞(シマノレーシング)金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)孫崎大樹、エリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)谷順成、岡篤志、ルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン)山本元喜(KINAN Racing Team)湯浅博貴(TeamCyclersSNEL)内田宇海(弱虫ペダルサイクリングチーム)床井亮太(レバンテフジ静岡)
Reserve 42|49 TA – Roadを使用
後続集団との差は一気に広がり、残り5周となる21周目、2分以上開き、後続集団はレースを諦める。
残り3周、先頭集団からシュルツ、アコスタ、山本元喜の3名が逃げる。
最終周回に入ると、登りの頂上でシュルツがアタック。アコスタが追従し、山本が遅れる。山本は残り1kmを切って再合流し、その勢いでアタックするも決定打にはならない。
最後はシュルツとアコスタの2名でのスプリントになり、ビデオ判定の結果シュルツが先着。西日本ロードクラシックに続く2連勝となった。
桜満開のスタートライン
東日本ロード 米谷
先週の西日本では、集団でレースをこなせる手応えを得られたので、今週は一歩進んで「勝負できる集団に残ること」を目標にした。
今回もスタートから速い流れで進んだ。出入りはあるものの、逃げの形成は許さない雰囲気だったため、前めの位置で自分は動かず、脚を使わないように展開した。
金子が前に出てきて状況が変わったので、流れに乗って対応していった。速い展開からのアタックで10周目あたりに集団が割れた際は前に残れたが、かなりギリギリの状態だった。人数も多く、うまく回らなかったため、回復を図りつつ後続と合流したが、その時点でダメージは大きかった。
その後も集団は落ち着かないまま進んだ。数人の逃げを集団が厳しいペースで追走している状況からのカウンターで、10人強の“勝ち逃げ”が抜け出した。勝負所だと理解していたし、監督からの指示も聞こえたが、対応する余裕はなかった。
そこからは淡々と距離を消化。途中、コントロールに加わることを求められたが、自分1人しかおらず余裕もなかったため、断らざるを得なかった。最後の心臓破りだけはペースが上がり、自分はしがみつくのに精一杯。そのまま集団後方でゴールした。
序盤の立ち回りは間違っていなかったと思う。流れは見えていたが、回復しきれずに勝ち逃げに乗れなかったのは力不足だった。最後は余裕がなかったとはいえ、どうせ厳しいなら最終周の裏側でアタックして、もう少し良い着を狙うべきだったとも感じている。
順位的には変わらないが、イージーなコース設定と終盤の展開だったとはいえ、西日本と違って展開に乗れたことは最低限の収穫。この先のレースで結果につなげられるよう、やり方を間違えずに積み上げていきたい。
東日本クラシック レポート(高杉選手)
真岡ロードから1ヶ月。強度を入れつつ、長い距離にも対応できるような練習を意識して取り組んできたが、トレーニングの進捗は75%ほどで、特に距離の面で仕上がりきっていない感覚があった。
事前に自分の状態を共有し、当日のチームとしての動き、自分のやるべきこと・できることをすり合わせてスタートに臨んだ。
前半は動けたら少し動いてみること、中盤は脚をためながら知名選手のサポート、終盤では米谷選手との連携を意識する、という方針でスタート。
1周目はスタート位置も良く、前が空いたのでファーストアタックで前待ち。下り切って登り返しの1回目のアタックにも反応。脚の感触も上々で、それなりに踏めそうな感覚を確認できた。集団は入れ替わり立ち替わりのペースアップが続き、逃げは容認されなさそうな雰囲気。先週の展開を聞いていたこともあり、1時間以上ハイペースが続きそうだと判断し、脚をためることに専念することにした。
自分がコンフォートに走れる位置まで下がり、周回を重ねた。坂の登り切りで中切れするリスクを最低限に抑えられるポジションで待機することを意識。米谷選手が少し前に、知名選手が自分と同じような位置にいることを確認。
知名選手が楽にポジションを上げられるよう、上がりやすいポジションで動くようにしながら、ペースは速いとは感じつつも、ある程度次の動きに備えながら周回をこなせていたと思う。
しかし、9周目の補給地点で集団のほぼ真ん中にいた際、右サイドで落車が発生。完全にストップしてしまった。自分は幸い落車はしなかったが、リアディレイラー(RD)付近に追突される。シクロクロスのようにバイクを担ぎ、落車している選手を避けて再乗車。遅れた選手たちと前を追い、4〜5周回ほど重ねたところで赤旗によりレース終了となった。
今回のレースでの反省は、リスクの取り方にある。
ある程度のフィジカルコンディションはあったので、多少脚を使ってでも前方に居続けるべきだったと思う。たとえ終盤に動けなくなったとしても、それまでの過程での動きを米谷選手1人ではなく2人でできていれば、精神的にも優位に立てたはずだ。個人的にコンフォートに走ることや、終盤に向けた体力マネジメントを優先しすぎた結果、落車を避けきれずにレースを終えてしまったのは、あまりにリスクが高かったと振り返る。
御嶽TTとHCは欠場となり、次戦は石川ロード。UCIレースを2戦こなしてきたコンチネンタルチーム勢も参戦するため、さらに厳しい展開が予想される。個人としても、チームとしても結果を出すために、しっかりと考えながら準備していきたい。
東日本クラシック レポート(知名選手)
前回の西日本では、前に上がるタイミングが良くなく、位置取りに課題を感じていたため、今回は少しでも改善することを目標に臨んだ。
前日に米谷さんから「1時間だけでも前方の展開が見える位置にいたらどうか」というアドバイスをいただき、それを参考にしながら、前に上がれるタイミングを探りつつ、多少脚を使ってでも集団前方のポジションを維持するよう努めた。
レースはかなりのハイペースで進み、心臓破りの坂ではトルク不足を感じて踏み切れない場面もあった。バックストレートで踏めなくなってしまってはいけないと思い、無理に耐えずにポジションを下げながら登り切った。
4周目の登りではチェーン落ちをしてしまい、ポジションが集団最後尾まで下がったが、そこから登り返しなどでしっかり踏み直し、元の位置への復帰を目指した。高杉さんがポジションを上げる際に助けてくれたこともあり、1周半ほどで元のポジションに戻ることができた。
前回のレースでは一度後ろに下がってしまうと、そのままレースを終えるしかなかったが、今回は復帰できたことで少し成長を感じられた。
その後、9周目のきついタイミングでポジションを下げてしまった際に、補給地点で落車が発生。巻き込まれて集団から遅れ、復帰を目指して前を追ったが、4周ほど走ったところで赤旗によりレースは終了となった。
宮澤監督から
麗奈選手は、徐々にレースに慣れてきて、集団内でも走れるようになってきている。
苦手な上りのあるコースだったが、予想以上に集団内で走れるように実力もついてきている。自転車にも乗れるようになってきているし、成長を感じるレースになった。
川嶋選手
レース中の位置取りは、苦手ではないと思う。
全体全体的に中盤から後半にかけて疲労が出てくる感じは、トレーニングの量からくるものだと感じる。
レースで積極的に展開していけるくらいの実力をつけてほしい。
米谷選手
フルタイムワーカーながら、頑張っていると思う。
本来は、高橋選手と上を目指す走りをしてもらっているが、今回はアジア選手権で不在だったため、米谷選手個人に頑張ってもらった。
終盤の動きになるところで、集団から遅れてしまうのはそこまで持っていける余裕からくるものであり、トレーニング時間が多く確保できない中で、上げるべきポテンシャルを1点突破で上げていき、対応できるよう期待している。
次回は得意なヒルクライムなので、しっかりと実力を発揮してほしい。
高杉選手
落車による遅れから、集団に復帰することができなかったことは残念。
引き続き良い状態を保ちながら、石川あたりで実力を発揮してほしい。
知名選手
若いとはいえ、まだまだパワー負けしてしまっている。
完走を最低条件とできるように、距離に対する自信と、実力を今年中に身につけられるように期待している。
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