群馬ロードレース
概要
2025年JBCFロードシリーズ
JBCF群馬CSCロードレース10月大会 Day2
日付 2025年10月26日
開催地・コース 群馬県みなかみ郡みなかみ町 群馬サイクルスポーツセンター(1周6km)
距離:66km(F)
■Jフェミニンツアー(JFT)
女子のJフェミニンツアーのレース
5KM×11周 66km。
JCTレース結果
女子リザルト
1位 竹内 清子(VELONUTS RACING TEAM) 2:08:05
2位 田中 麗奈(Bellmare Women’s Racing Team) DNF
3位 林 優希(なるしまフレンド) DNF
フェミニンレース 展開
朝から降る雨の中、レース中盤までに竹内清子選手(VELONUTS RACING TEAM)、田中麗奈選手(BELLMARE WOMEN’S RACING TEAM)、林優希選手(なるしまフレンド)ら3名に絞られる。
竹内清子選手が先行する場面もあったものの、3名は離れることなく最終周回へ。
ホームストレートに入った直後、田中麗奈選手と林優希選手が落車。竹内清子選手のみがフィニッシュラインを越え、優勝を決めた。
ゴール前200mで落車した田中選手は、路面のギャップに前輪を取られ、林選手を巻き込む形となった。
2選手はその後脳の検査を受け、無事問題なく回復しましたのでご安心ください。
田中麗奈
10月群馬csc レースレポート
朝から雨が降り続く中でのスタートとなった。
体が冷えないようにホットオイルを塗ったり、新聞紙を挟んだりと防寒対策を入念に行った。
また、気温がかなり低かったため、補給を多めに摂ることを意識した。 序盤で竹内選手がチェーン落ちをしていたが、すぐに追いついてきた。レース前半は大きな動きはなく、ローテーションを回しながら周回を重ねていく展開。
下りのコーナーを前で入ると後ろが離れる場面があり、このメンバーの中では下りで多少の優位があると感じたため、毎回下り前で先頭に立つことを意識した。
登り返しまでしっかりと踏み、少しでも後ろの脚を削るように動いたが、決定的な差まで広げることはできなかった。
アタックや大きなペース変化はなく進行し、レース中盤までに集団は3人に絞られた。一時、竹内選手との間に車間が空く場面もあったが、決定的な差にはならなかった。
最終周回に近づくにつれ、牽制が入りつつも依然として3人のままレースは進んだ。 心臓破りの坂の麓で林選手がアタック。登り切りまで踏まれたら厳しいと思ったが、カーブ手前で少し緩んだため、なんとか着いていくことができた。
バックストレートを抜けた後は互いに見合う展開となり、勝負はホームストレートへ。
ホームストレートで少し強めに踏み始めたタイミングで、前後輪ともにタイヤが滑りコントロールを失い落車。
隣を走っていた林選手の方向へバイクが飛び、巻き込む形になってしまった。振り返ると、雨による路面の濡れと荒れ始めたタイミングが重なっており、スプリントに入る直前で加重のバランスが崩れていた。
ゴールに意識が向きすぎ、悪天候下でのリスク管理が十分にできていなかったことなどが原因だと考える。同じ状況でも落車を回避できる走り方はあったはずであり、今回の経験をしっかりと反省し、今後同じことを繰り返さないようにしたい。
群馬ロードレース
宮澤崇史監督から
Jフェミニンツアー
4月に行なわあれた、群馬ロードクラシックでは、田中麗奈選手は早い段階で集団から遅れてしまい、DNFとなった。
今回のレースはそれから半年の間トレーニングを積み上げ、十分に戦える準備をしてきた。
レース中盤までは、余裕もあり最後のスプリント勝負になれば勝機は十分にあり、狙っていただけに落車という最悪な終わり方になってしまった。
監督として、レース前に少しでもリスクを共有できていたらと思った。
2025年Jプロツアー第11戦
JBCF群馬CSCロードレース10月大会 Day1
日付 2025年10月25日
開催地・コース 群馬県みなかみ郡みなかみ町 群馬サイクルスポーツセンター(1周6km)
距離:6km x 25周 150km(JPT)
2025年Jプロツアー最終戦の舞台は、群馬サイクルスポーツセンターの6kmサーキットを25周する150kmの長距離レースが行われた。
朝から弱い雨が降り続け、気温10℃前後の寒さの中スタート。
レースは変わるがわるアタック合戦が始まり、ラップタイム8分台のハイペースで周回が進む。
7周目に入ると7名の先頭集団が形成される。メンバーは、孫崎大樹(ヴィクトワール広島)、武山晃輔、フォン・チュンカイ(以上宇都宮ブリッツェン)、馬場慶三郎(弱虫ペダルサイクリングチーム)、菅原聡、山里一心(以上アヴニールサイクリング山梨)、小出樹(イナーメ信濃山形)
後続の集団は TeamCyclersSNELとレバンテフジ静岡がコントロールし、1分前後の差を維持してレース後半に入る。
レースはパンクする選手が続出し、MAVICのサポートカーのホイールが一時的に無くなる始末。ベルマーレ高杉選手もサポートカーにサポートされない状態で待つこととなり、レースは波乱の展開になった。
残り10周を切ると、集団から寺田吉騎(Bahrain victorious development team、オープン参加)が追走に飛び出したのをきっかけにペースが上がり、先頭集団との差が縮まり始める。
残り7周、先頭集団の7名が吸収されると、代わってベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)が単独先行。30秒差で阿見寺俊哉(アヴニールサイクリング山梨)、佐藤光(TeamCyclersSNEL)らが追走し、その後ろから集団が続く。
残り2周に入ると、宇都宮ブリッツェンが集団を牽引してペースアップ。追走の阿見寺と佐藤を吸収し、先行するダイボールとの差を徐々に詰めていく。
そして最終周回残り1km付近でダイボールを吸収。そのカウンターで岡篤志(宇都宮ブリッツェン)、山田拓海(シマノレーシング)、プロリーダージャージを着る金子宗平(群馬グリフィンレシングチーム)が抜け出す。
最後はこの3名でのスプリント勝負となり、岡が先着して優勝した。
結果 JPT 150km
1位 岡 篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン) 3時間45分35秒
2位 山田 拓海(シマノレーシング) +0秒
3位 金子 宗平(群馬グリフィンレーシングチーム) +0秒
4位 松本 一成(Team Cyclers SNEL) +8秒
5位 中村 圭佑(ヴィクトワール広島) +8秒
オープン 寺田 吉騎(Bahrain Victorious Development Team) +8秒
6位 望月 蓮(アヴニールサイクリング山梨) +8秒
40位 米谷 隆志(Bellmare Racing Team) +4分46秒
高橋翔
群馬前のMTBレースで調子の良さは確認出来ており、またここに向けてペダリングの修正なども行って来ていて、良いレースに出来ると思っていた。
レースは霧雨の中スタート。
序盤のややハイペースにも余裕を持って対応。
群馬CSCは何度か走ったことがあり、コーナーの進入や上りの勾配変化、位置取りの判断や集団の動きをいつもより冷静に見極めることができた。
中盤に入ると一時的にペースが落ち着き、呼吸を整えながら集団内での位置をキープ。
このタイミングで、脚の状態や周囲の選手の動きを確認。
ここでは心拍も安定していたし、脚もまだある感じに思えた。
しかし、終盤に差し掛かると再びレースは活性化。特に上り区間でのペースアップが辛く、その中で、脚の攣りの兆候が現れ、シッティングで対応。
上り切りでトルクを掛けていきたいところで遅れを取り、差を縮めるために消耗。
残り4周の心臓破りで千切れ、単独で1周走ったのにタイムアウト。 結果だけを見ればこれまでと同様にDNFだが、レース内容は少し進歩を感じるものがあった。
まず、これまでの課題であった2時間を超えると急激にパフォーマンスが落ちるところが、今回は3時間を過ぎるまで脚を維持できた。
ペダリングの修正がいい方向に向いた結果だと思う。
また、毎周回同じ動き、同じタイミングで上がる事を徹底出来た事でいつものように大きく順位を落とすという事がなくなった。 しかし、脚攣りを防げなかった点は今後の課題。特に上半身が弱く脚に頼った走りになってしまっているのでそこを改善していきたい。
シーズン通して思うような走りが出来ずに終わってしまった。しかし少しづつだけど進歩していると思う。これからの自分に何が必要かをオフシーズンによく考えて実行していきたい。
小畑郁
群馬10月大会 今期のJPT最後のレースになる群馬CSC距離も長く25周150km。今シーズンここまで良いところ無しだったのですが、準備ができて来ている手応えもあったのでJPTの総合成績争いをよそに自分も力試しをするぞ!と意気込んで走りました。
いつもと変わらずスタートは前方に並び焦らずスタート!ウエット路面という事もあり集団でのコーナーはすこし走りにくく、集団密集度が低く縦伸び気味な感じ。 後ろにいたら嫌な展開と思い前をキープしたい。心臓破りも踏みすぎずにすこしポジションを下げてまたリフト坂までに足を使わずにポジションを上げて走る。 自分が集団内を前後ポジション変えている中、ベルマーレ各選手は目につく比較的集団前方を難なくキープしている。
様子見の散発的な逃げと吸収を繰り返しながら比較的速いと感じるペースアップの6周目でリフト坂の下でフロントタイヤのパンク。 集団の後ろに車が居ないし車の音もしないのでホイール交換後スタートしやすい様に坂の上まで走り、ホイールを外してそれでもホイールは来ないので、マグオンを2つ取ってもうゆっくり待つ感じでした マヴィックカーは何人か選手を連れて来ていたのでパンク祭りだったんだな。
この周回で3〜4分遅れ。 やはりパンクで遅れてしまった高杉選手と一周走り赤旗DNFでした。 トラブルなければ今の力でどこまで走れたかチャレンジしたかった。
マスターズクラスのレースではパンクしている感じではなかったので、JPTが集団の人数も多くコースをいっぱいに使って走るせいでコース脇のゴミとかを拾いやすいのかもしれないでね。
今シーズンのJPTレースも終わりました。 個人的に良いところのないシーズンになってしまいました。自転車に乗り続けて走れる姿を見せられる様にしたいと思います。
米谷隆志
寒い雨。警戒して最大限の装備を持って行ったが、そこまでではなかった。 レースは金子くんと岡の総合争いを軸に展開。
岡の逆転には集団スプリントでの優勝ないし近い順位が必要なので逃げの展開はないだろうと考え、終盤まで基本集団待機、流れで乗れる大きな動きだけチェックする方針。
極端に緩む周はなく、地味に速く感じる流れだった。位置取りは悪くなく、中盤少しお腹が冷える感じはあったものの悪化せず、感覚としては順調に消化。
サイクラーズなどが逃げとのタイム差を詰めていき、佐藤光、吉騎らのアタックで終盤の展開へ。自分は中盤のペースで地味に削られており、残り3周の心臓破りでドロップ、そのまま完走。 調子としては悪くなかったはずだが、寒さが苦手なのが消耗を大きくしたように感じる。
ただ途中暑い場面もあったので、これ以上着るよりは走りながらの調整次第でもう少し良かったかもしれない。
エンデュランスベースの不足は今年通じての課題となった。来年に向けて色々アプローチを変えて試していきたい。 今シーズンもありがとうございました!
高杉知彰
10月の肌寒い雨なので、春に行われた真岡ロードレースの反省を生かし、ウェアなどの準備は徹底して行った。
レース前のミーティングでは、総合優勝争いをしている選手を含むチームや個人の成績を求める選手が展開を作ると予想し、考えられるパターンを強ないで共有することができた。
序盤の金子選手の抜け出しの動きや、終盤での広島の外国人選手の抜け出しや総合逆転を狙う宇都宮のコントロールなど展開をしっかり予想することができた。
このような考え方をチームの若手に示せた事は有意義な時間だったと思う。 レースは序盤のアタックの捌きなど、チームが展開に乗り遅れない様には動けたと思う。
前で展開し、米谷選手や北林選手とそれぞれのプランの確認を行い、そろそろ逃げが発生する雰囲気の時は高橋選手とコミュニケーションを取りながら、集団の中で比較的余裕を持ってこなす事ができていた。
長く続いた逃げの1つ手前に金子選手が抜け出す動きがあり、そこめがけてブリッジをしようと集団の脇から速度差をつけようとしたタイミングで前輪をパンクしてしまった。
パンクが多発していた様で、マビックカーを1分以上待ってやっとサポートを受ける事ができた。その周回だけで2分以上を失い。レースを降りることになった。 コンディションも良く、序盤から動けていたので、非常に悔いが残るレースであった。
年間を通じて多大なサポートを頂いたサプライヤー様、スポンサー様にこの場を借りて御礼申し上げます。皆様のおかげで2025年シーズンを戦う事ができました。本当にありがとうございました。
宮澤監督より
今年はレースの内容としてはかなり厳しいものとなった。
サプライヤーの皆様、スポンサーの皆様には大変感謝していると共に、また期待してもらえるチームとして活動を続けたい。

